このサイトでは、ガス機器の設置に関するお役立ち情報を紹介します。
まず一般の人には馴染みがないけど、設置工事を安全に行うための専門的な知識や最新情報を熟知しているガス機器設置スペシャリストについての解説をしていきます。資格の詳細や必要性、誰が受験できるのか、取得にはいくらかかるのかといったことを、わかりやすく解説していきます。そして、法律では必ずやることになっている設備の法定点検についても、その内容を詳しくまとめています。
ガス機器設置スペシャリストってどんな資格?
ガス機器設置スペシャリストというのは、一般財団法人日本ガス機器検査協会が実務運営をしている資格です。ガス機器の設置・施工をする上で必要な技術・知識を持ち、工事を依頼した消費者に対して高い品質のサービスを提供できる施工者である証です。
規定の講習を受講し、修了試験に合格した人が登録すれば資格証が交付されます。ガス機器というのは設置や修理で間違いがあれば、消費者の命や財産に大変な損害を与える恐れがあります。実際に、ガス機器設置スペシャリストができる前はいい加減な仕事をする業者が引き起こしたトラブルが多発していました。そこで業界が対策としてガス機器設置スペシャリストを始めたことで、サービスの品質が向上し消費者は安心して依頼ができるようになりました。今では、ガス機器の工事をする上で、業者が保有をしているか確認しなければならない資格になっています。
ガス機器に関してできること
ガス機器設置スペシャリストは、ガス機器の設置にかかわる業界団体が設置している資格です。民間資格なのでこれがなくても問題はありませんが、これがあることでガス機器設置のスペシャリストを名乗って仕事ができるほか、保険制度を活用できるといった利点があります。
この資格を持っている方ができることは、洗面所や浴槽、給湯管の配管などの水回りのガス機器に関する設置などです。前述のとおりこれがないと法的に工事ができないというものではなく、仮に法令で必要になる資格がある場合はそちらがあれば工事はできます。しかし、これを持っているということは、業界団体が定める講習を受講し技術を高めていることが証明されているので、確かな工事ができるということになります。したがって、該当する場所の工事を依頼するときは、この資格を持った人が在籍するお店に依頼した方が安心です。この資格を持っている場合は、新しい工事方法や関連する法規の最新情報を手に入れることもできるようになっています。そのため、取得して終わりというわけではありません。登録後に更新講習を受講しないと資格が失効になるので、持ち続けているということは常に新しい情報や技術を身につけていることになります。
都市ガスのガス機器を利用する際の基本的な知識
ガス機器はガスの種類に合った機器を利用することが、安全上とても重要です。理由としては種類に合っていないガス機器を使うと、火災や不完全燃焼などを起こすケースがあり危険なためです。
現在都市ガスは7種類のグループに分けられていて、「13A」「12A」「6A」「5C」「L1」「L2」「L3」と呼ばれています。関東圏内(東京都・神奈川・千葉・茨城・栃木・埼玉・群馬)では、ガスの種類は13Aで1平方メートルあたりの標準熱量は45メガジュールです。13Aの基準では都市ガスの圧力は2.5kPa~1.0kPaと定められていて、成分組成もメタン・エタン・プロパン・ブタンの配合率が定められているのです。圧力と配合率が変われば、燃焼率なども変わってくるためそれに合った機器を利用しないと不具合があるというのはその通りです。このため新たにガス機器を利用する場合は、必ずステッカーをチェックし確認をしてください。もしくは契約している会社などに、問い合わせましょう。
不完全燃焼をしているのを見抜くサインを知って安全にガス機器を使おう
ガス機器を使用する場合に常に注意しなければならないのは、「不完全燃焼」です。これを放置すると黒煙や一酸化炭素などが発生し、身体にたくさん吸い込んでしまうと一酸化炭素中毒にかかってしまい、最悪の場合に死に至ります。
今日製造されているガス機器には、ほとんどに不完全燃焼防止装置がついており、異常を検知したときに自動的に機器が停止するようになっています。しかし、自分で燃焼が不完全であることを見抜く方法をしっていれば、より一酸化炭素を吸い込んでしまうリスクが低下し、安全にガス機器を使い続けられます。
ガス機器の燃焼が不完全であるサインは、「炎の色が赤や黄色で青くなっていない」、「機器から異臭がする」、「機器が異常に熱をもっている」、「ときどき火が消えることがある」などです。該当する現象に遭遇した場合は、すみやかに使用を中止してガス会社や機器の製造メーカーに問い合わせて、必要な対応をとってもらいましょう。
ガス機器のうちSiセンサーについての紹介
ガス機器にも色々な種類がありますが、安全性が高いのがSiセンサーが搭載されているものです。
ガス機器のうち家庭用で直接使うのはガスコンロですが、この製品は安全装置の設置が法律で義務付けられています。具体的には調理油過熱防止装置と、立ち消え安全装置の搭載です(卓上型の場合は立ち消え装置のみ義務付け)。この安全装置の設置に加えて、消し忘れ消化機能や、早切れ防止機能が備え付けられています。このほかにも、自動炊飯器脳や油温度調節機能などを搭載していて安全性と使いやすさが両立しているのです。使いやすさという点では水なしで直火焼きできるグリルが搭載されたことで、遠赤外線効果で美味しく調理することも可能になっています。省エネ性能にも優れていて必要な熱量を調理時に利用できるように工夫がされていて、調理の段階で利用するガスの量を調整するなどの機能があるのです。もし新たにコンロをリニューアルする場合は、この製品を選択肢にすると良いでしょう。
ガス機器には正しいコードを使用することが大事
ガス機器を使用するにはコードが必要です。コードと言ってもどんなものでも良いわけではありません。
ガス機器に対応した専用のモノが必要です。ガスは危険物ですから対応したものでないと、漏れてしまうことにもなりかねません。大きさも異なりますから、型番をよく確認してから購入します。ガス機器は建物によっては使用することができません。プロパンガスと都市ガスでは使用する機器が全然違うので要注意です。ガスを使用したストーブは非常に暖かく部屋全体の温度を一気にあげることができます。石油ストーブのように、灯油を補充する必要がないのでとても便利です。灯油の値段もあがっていますから、場合によっては電気ストーブやガスストーブの方が経済的です。部屋を効率よくあたためることも欠かせません。隙間を埋めるならすきま風が入らないので、暖まった空気が逃げるのを防げます。厚手のカーテンも保温力に貢献するでしょう。こうしたことはエコロジーにもなります。
耐久性のあるガス機器を購入すると長持ちします
ガスコンロやガス給湯器などのガス機器は、生活に欠かせない必需品です。
省エネで環境に優しく安全性に優れており、耐久性、防汚性に優れた商品を選びましょう。人気のメーカーや機種のガス給湯器は、少ない燃料で短時間でお湯を沸かすことが出来るのが魅力です。
ガス機器の中でもガス給湯器は10年以上使用することが多いので、多少はお値段が高めでも高性能で使いやすい商品を選ぶ必要があります。現代は共働きのご家庭が増えているので、なるべく短時間で調理をこなすことが大事です。
最新型のガスコンロは五徳が設置していないので、片付けやお手入れなどが簡単なのが魅力と言えます。耐久性や防汚性、防錆性に優れたガス機器を導入しておくことで、定期的に点検や整備をすることで長持ちさせることが可能です。
地元で評判の高い専門店を選んでおくと、ライフスタイルや用途に合ったガス機器を購入することが出来ます。
自動湯はり機能や追い焚き機能を搭載した、ガス給湯器が人気です。
ガス機器が自然故障することはあるのか?その理由は?
ガス機器は使用の有無にかかわらず、自然故障することはあります。なぜ使用の有無にかかわらず自然に故障してしまうのか、その理由はガス機器の仕組みにあるからです。
例えば屋外に設置している給湯器などの場合、雨風にさらされることの多い位置に設置されていることが多いため、自然にさびや腐食に原因となる可能性が高いといいます。また、土埃などが機器の間に詰まり、破損・変形の恐れもあるのは事実です。特に潮風の強い地域の場合は塩害のリスクもあるため、注意が必要といえます。
屋内に設置している機器であっても、同様のリスクは高いです。屋内であれば雨風が吹き込まないため問題ないと考えている人も少なくありませんが、人のいない家であってもネズミなどの害獣が出てくるからだといいます。
ネズミなどが敗戦をかじって壊してしまう事故は毎年必ず発生しますので、住んでいる人たちの使用方法が原因ではなく、自然が原因による故障は存在することは事実です。
安全のために一般財団法人のシールを張ったガス機器を
ガス機器を安全に使うための基準には、国の技術基準と一般財団法人日本ガス機器検査協会(通称JIA)独自の検査基準の2つをクリアしていることがポイントとなります。
この2つをクリアしているかどうかの基準は、JIA認証マークが使用する機器に張り付けられているかどうかです。張られている物に関しては検査基準を満たしているため、安全に使用することができるといえます。いわばお墨付きです。
主に張り付けられている物は給湯器や厨房機器・燃料電池や警報機など多岐にわたります。金の地に青いガスの炎のマークの下にJIA認証と書かれているため、一目でわかるでしょう。
なお、都市ガス・プロパンガス両方の機器に取り付けられているため、ガス種は関係ないといえます。また、カセットコンロなどにもあるため、安全を確認してから購入をするときには必ずチェックしてください。ホームセンターやインターネットで販売されている物も、シールの有無を問い合わせてみることは重要です。
信頼のためだけじゃない!ガス機器メーカーがISO認証取得を目指す理由
ガス機器のISO認証取得を目指す法人が増加しています。ガス機器を対象とするものとしてISO9001とISO14001の2つがあり、いずれも高圧ガスとLPガスの充填販売及び関連機器の販売を対象にしています。
そのうちISO9001は品質管理とマネジメント管理を目的にしていて、計画・実行・点検・見直し・改善を継続的に行うこと’を目的にしたマネジメント体制の確立しなければなりません。
またISO14001は環境マネジメントに関わるもので、製造や営業など法人の活動に伴うあらゆる事象に対して、環境への負荷を意識する・低減する・改善する・配慮するための組織的な仕組みを構築します。
ガス機器メーカーや関連企業にとって取引先や社会的信用を得られるため、取得の動きが加速しています。ISO認証の取得は、信用を得る以外にも目的があります。取得によって経営陣や従業員の意識改革を促すと同時に、責任と権限の明確化にもつながる組織改革に役立ちます。
経営効率や業務効率の改善に貢献するため、組織改革の一環として認証取得を目指しています。
ガス機器を安全に使えるようにするガス主任技術者の資格とは
ガス機器を安全に使用するためには、ガスの供給を適切に行うことが必要となります。ガスの供給を適切に行うことを仕事としているのは、ガス主任技術者です。ガス会社が製造や供給のために使うタンクや設備・配管などを工事し、適切に使えるようにする保安などが主な仕事となります。
安全に利用者がガス機器を使えるための仕事としているため、ガス関係の仕事をする人の中には取得しておいたほうがいい場合も多いです。
資格は甲・乙・丙の3種となっており、資格を持っている人や都道府県に申請して特定第一種圧力容器取扱作業主任者免許を取ることもできます。試験は毎年9月下旬から10月上旬に一部の都市で開催しています。
受験資格はないため、これからガス会社で勤務することを目的としている人がいたら、取得することを検討してみませんか。
保有していることで日本全国の関連会社で働くチャンスがあるといわれています。資格を取得して多くの人が安全に機器を使用できるようにすることこそ、重要な仕事です。
ガス機器の設置工事をするために必要な技能講習の概要
どこのご家庭でも、今では浴室やキッチンは標準搭載をされています。この設備はわれわれが日常生活を快適に過ごすための必須アイテムであり、お湯を使うことからガス機器も同時に取りつけられているのが基本です。
給湯器とも称されるガス機器を取り換えたり、設置をする場合は必ず技能講習を受けなくてはいけません。そこでここでは、ガス機器の設置工事で必要となる技能講習の概要を解説していきましょう。
危険物取扱責任者という資格を先に取得をしておくことが必須で、年1回実施をされている国家資格です。各企業に就職をすると、必ず新人研修で講義をなされており、計30時間のカリキュラムを受けることになります。
配管の接続方法から、ガスメーターの設定・二酸化炭素濃度の計測などに区分をされているのがポイントで、正しく知識と技術を身に付けたことを証明する技能テストも受けないといけません。合格ラインをこえていれば認定証を交付されて、業務を実施できます。
ガス機器の取り扱いは資格保有者しかできない?
ガス機器はガスを燃焼させて使用するため、誤った取り扱いや不適切な取り付け、正しくない点検や修理などが行われると、ガス漏れや火災などの危険性が高まります。
そのため、日本では、ガス機器の取り扱いには「ガス器具取扱技能者」という資格が必要とされています。
この資格保有者は、設置や点検、修理などを行うことができます。
それ以外にもガス機器の取り扱いには、法律や規則に従った適切な手順が必要となります。
例えばガスコンロの場合、ガス漏れが起こった際の対処法や点火方法、排気口の清掃方法などが定められているので、ガス機器の取り扱いには、専門的な知識と技術を持った資格保有者によって行われることが望まれます。
設置や修理の際は費用を安くしようとして自分で行おうとすると、重大な事故を引き起こす危険性があるので、必ず専門家に依頼しましょう。
安全にガスを利用するためにも、定期的な点検や検査を受けることも重要になってきます。
ガス機器からガス漏れが起きたとき起こりうる異常
使っているガス機器がガス漏れを起こすと、目には見えませんが異臭がするのですぐに気がつくはずです。
多くのガスは無臭でニオイがしないものの、中には気づきやすいように添加剤が入れられているものもあり、それさえ知っておけば異変に気づくことができます。
ちなみに漏れたガスのニオイは、腐卵臭のようなものであると知っておくと判断に役立ちます。
ガス機器を使用する際の、普段とは違った変化についても意識を払っておくようにしましょう。
例えば点火するときにいつもとは違った音がする場合、またはなかなか点火できない場合などは、ガスが漏れている恐れがあります。
そのような場合には、無理にガスを点火しようとせず、異常がないかどうかチェックするようにしてください。
先に、ガスは漏れても目には見えないと言いましたが、ガスメーター周辺では異常を視認できることもあります。
それが、ガスメーターの周りにできる泡です。
もしくは水滴がついている場合は漏れている可能性があるので注意が必要です。
ガス機器を使用する上で考えられるリスクとは
ガスは火力が強いため、暖房器具や調理器具として利用している人も多いでしょう。
ガス機器は機能性が高く便利ではあるものの、使用するのにいくつかのリスクがあります。
まず、爆発の危険性があることがあげられます。
ガス機器には燃料が必要であり、不適切な使用や不具合のために火災・爆発が発生する可能性があるのです。
そして、燃焼不良の危険性もあげられます。
不適切な取り付けやメンテナンスや使用方法のために燃焼不良が発生し、一酸化炭素中毒のリスクがあるのです。
そのほか、緊急時の危険性があります。
ガス漏れや火災や爆発などの緊急事態が発生した場合、適切な対処法を知らないと事態が悪化する可能性があります。
そのため、ガス機器は高齢者の一人暮らしや、小さい子どものいる家庭においては、安全性に十分注意することが重要です。
定期的なメンテナンスも大切です。
場合によっては、ガス機器から電気機器へ移行することを考える必要もあります。
ガス機器を安全に使用するには日常点検が大切
ガス機器は調理や暖房器具として使える有能な機器ですが、正しく行わないとガス漏れや火災の危険性があるため日頃から自分で点検を行うことが大事です。
自分でできる日常点検には、目視での点検があります。
ガス機器を点検する際は、まず目視で外部の状態を確認し、機器本体や配管に傷や変形がないか、汚れがたまっていないか、錆びや腐食がないかなどを確認します。
そして、ガス漏れの点検をすることも大事です。
機器に付属しているガス漏れチェック用の液体を塗り、液体が泡立つかどうかを確認します。
液体が泡立った場合はガス漏れの可能性があるので、すぐに修理業者に連絡しましょう。
そのほか、燃焼状態の確認をする必要もあります。
ガス機器を使用している際は燃焼状態を確認し、炎の色が異常に変わっていないかチェックします。
炎が不安定なら修理業者への連絡が必要です。
日常点検だけでなく、定期的なメンテナンスを行うことも重要です。
安全性には十分気を付けましょう。
ガス機器は安全機能が付いているので安心です
ガス機器を使う場合、安全機能が付いているタイプなら安心して使う事が出来ます。
例えば、ガスコンロの場合には現在ではそうした機能をつけることがメーカーに義務付けられているので長時間つけっぱなしであったり一定の条件を満たすと警告音がなったり自動で消火するようになっています。
これは、ガスヒーターなどでも同じことが言えますがガス機器にはこのような機能が付いていることで重大な事故を防ぐことが可能です。
しかし、その機能は万能ではありませんので使い手が常に気を配る必要があります。
ガス機器を安心して使うためには、近くに引火するようなものを置かないなど気を付けることが重要です。
又、衣類に引火する事故も増えていますので、ガスコンロを使う際には安全機能が付いているからといって油断しないようにしましょう。
特に、ガス機器ではガス漏れなどの事故が多く住宅に報知器が設置されていると安心です。
定期的な点検をすることで、より安心です。